
フィギュア色落ちを防ぐためのポイント
フィギュアをいずれは売りたいと考えているのなら、完璧な状態で保管をしておくのがよいです。手に入れたときとほとんど同じ状態にしておけたのなら、高い値段で手放せる確率が高まります。ここではフィギュアを色落ちさせずに保管しておくためのポイントを説明していきます。
紫外線を避ければ色落ちも避けられる
フィギュアに塗られているさまざまなカラーのペイントを色落ちさせてしまう原因は、主に紫外線だといわれています。その紫外線を発するのが空に浮かんでいる太陽なので、光に当たらないようにして保管するようにしましょう。
一番簡単なのはダンボールなどに詰めて、押し入れなどの太陽の光が当たらない場所に保管してしまうことです。たまたまゲットしたものやあまり好みではないけれどコレクションとして手に入れたものは、あえて飾ることはないでしょうから、押し入れで保管してしまったほうがよいでしょう。
ただし、カビや虫などの被害が発生する可能性もあるので、防カビ剤や防虫剤をダンボールに一緒に入れることをおすすめします。カビや虫のせいで状態が変化すると、それでもフィギュアの査定額が下がってしまうので気をつけましょう。
なお、この方法を選択しようと考えるまえに、売却してしまうことも考えてみましょう。ダンボールに入れて押し入れにしまうのなら、利用する確率は低いでしょうから、リスクを冒してまで保管する必要はありません。レアものでなければ価値が上がることはなく、時間が経てば下がっていく可能性が高いので、早い段階で売ってしまったほうがよいでしょう。
紫外線を避けるためUVカットのケースを活用しよう
『せっかくフィギュアを手に入れたのだからしっかりと飾りたい』と考える方は多いでしょう。そのときはそのまま飾ると紫外線の影響がでてしまうので、きちんとした対策を講じることをおすすめします。
箱に入れたまま飾るので関係ないと思うかもしれませんが、箱が劣化するとそれもマイナス査定に繋がってしまう可能性があるのでおすすめしません。そのため、箱のまま飾るとしてもフィギュアだけを飾るとしても、UVカットのケースを活用しましょう。
UVというのは紫外線のことで、それをカットするケースなのですから、大切なフィギュアの箱も本体もしっかりと守ってくれます。フィギュア用として販売されているUVカットケースもあるので、色あせからしっかりと守りたいなら購入しましょう。
ただし、UVカットができるからといって、完璧に紫外線を防いでくれるものではありません。そのため、わざわざ直射日光の当たる場所を選定して、置くようなことはやめておいたほうが無難です。部屋の中で日陰になる箇所があるでしょうから、そちらに置いて、より紫外線を防ぐようにしましょう。
ちなみに、箱や本体のサイズによって、選ぶべきUVカットケースのサイズが異なるので気をつけなければいけません。適当なものを購入すると中に入れられずに、買ったお金が無駄になってしまうことがあります。幅や高さや奥行きなどサイズをしっかりと比較して、中に入れるものに合ったUVカットケースを選定しましょう。
汚れを落とすときの色落ちに注意する
できる限りフィギュアを高く売りたいと思い、査定をしてもらうまえに清掃をしようと考えるかもしれません。その方法が間違っているとペイントが剥がれてしまう事態になるので気をつけましょう。余程汚れていない限り、清掃をしたいのなら水を利用して、キレイにすることをおすすめします。
それでも落ちないのなら、特殊な洗剤を使うのではなくキッチン用に販売されている一般的な中性洗剤を利用するようにしましょう。そちらならば、ペイントを落としてしまう可能性は低いので、色落ちさせずにキレイにすることができます。
ただし、万が一のことを考えて、目立たない場所を最初にこすってみることをおすすめします。もしも、それでペイントが落ちてしまったのなら、被害が広がるまえに清掃はやめておいたほうがよいです。汚れによるマイナス査定よりも、ペイントが落ちてしまったマイナス査定のほうが大きい可能性があるため、そのまま売却してしまったほうがよいでしょう。
フィギュアを色落ちさせたくないのなら、とにかく太陽の光の影響を受けないように保管をするようにしましょう。飾らないのなら暗闇に保管し、飾るのならUVカットケースを活用することを強くおすすめします。
なお、色落ちさせてしまったものを高く売りたいのなら、いくつかのお店で査定してもらうのがよいでしょう。マイナス査定のポイントがお店によって異なる可能性があるので、もしかするとそれなりに高いままで売れるところが見つかるかもしれません。